必要な薬と不必要な薬

 つい先日も採卵のために周期を整えると称してピルを服用し、
激しい頭痛や吐き気に見舞われたため、
服用を中止すると直ぐに月経が起こり、
結局周期を整えるはずが返って乱れる羽目になった方がいました。

 そもそも周期や排卵が自力で整っているなら、
大量の採卵をしないのなら薬は必要ありません。
刺激周期で行う場合にも、
出来るだけ少なく行う方が良いでしょう。

 中には入院設備を用意した上で、
入院覚悟で過剰投与する場合もありますので注意が必要です。
特に一度過剰刺激症候群になったことがあれば、
少なめの刺激に切り替えて貰うのも一つの方法です。

 タイミングや人工授精でも、
自力で排卵が出来るなら、
あまり厳密に薬で管理する必要はありません。
むしろ自分の力を失ってしまい、
薬剤性の不妊に陥る可能性があるからです。

 自分の妊娠力を高め、
自分の力をどれだけ信じれられるかが重要です。
妊娠力は日々の生活の中に宿ります。
日々の生活無くして妊活はありませんよ。