2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

SIDSとセロトニン

今回は不妊の話題ではありませんが、 皆さん気になるであろう、 乳幼児突然死症候群(SIDS)についてです。 SIDSは、 ある日突然、 健康な乳幼児が寝たままこの世を去るという、 非常にショッキングな病気です。 今までに、 うつ伏せ寝や家族のタバコ、 飲酒…

凍結胚移植と新鮮胚移植

デンマークでの研究では、 凍結胚移植と新鮮胚移植では、 凍結胚移植の方が、 新生児の体重が大きく、 低体重児や早産のリスクが少なかったということです。 個人的にも、 凍結という行為自体にマイナス面がなければ、 ごく当たり前のことかと思います。 と…

夫婦での話し合い

不妊治療を続ける上で、 旦那さんの役割は中々難しいですよね? まだ、 精子の異常での不妊ならば、 ある程度やることははっきりするのですが、 原因不明の機能性不妊だったり、 女性側に何らかの原因があったりすると、 旦那さんは自分の立ち位置に苦しみま…

自分にあった治療

不妊治療の方法は病院の方針で決めることが多いのですが、 私はやはり患者さんの考え方や状況次第で、 柔軟に対応した方が良いのではないかと思います。 例えば、 機能性不妊で体外受精を複数回行っている場合でも、 年齢的に若ければ、 基本的な身体作りさ…

人工授精の継続について

一般的に、 タイミング法から始まった不妊治療は、 次のステップで人工授精になることが多いですよね。 この人工授精の成功率は結構低く、 頚管粘液不全や射精障害など、 かなり限定的な場合にのみ、 効果を発揮すると言われています。 そこで大抵は5回程度…

妊娠の体感について

何度か妊娠や出産をすると、 自分の感覚で、 かなりの初期でも妊娠が分かるそうです。 ただ初めての妊娠時には、 大抵の人が違いを分からないまま判定を待ちます。 そういう意味では、 体温とか、 腹部の張りとか、 出血とかはあまり意味がないのかもしれま…

不妊治療時の薬の使用

西洋医学との併用をする場合、 一番難しいのはホルモン剤などの薬剤の使用法です。 鍼灸や栄養療法で身体を作るにしても、 薬剤の影響は非常に大きく、 適切でない場合には体調を大きく崩します。 薬剤の使用は、 病院間でかなり差があり、 病院選び次第では…

安定期

念願の妊娠反応は出たものの、 初期の流産の心配は誰もが経験しますよね。 ましてや不妊治療を受けていた方や、 高齢での妊娠なら尚のことでしょう。 一体妊娠してからどのくらい経てば、 もう安心だと言えるのでしょう? 一般的には5ヶ月になれば一安心で、…

治療効果の判定

鍼灸治療での効果の判定は、 私自身は脈や舌、お腹などの複数部位で診るのですが、 患者さん自身はどこで効果を診れば良いんでしょうか。 これが分からなければ、 そこが自分にとって良い治療所であるかどうか、 妊娠に近付いているのかどうかが分かりません…

鍼灸治療の頻度

当院での鍼灸治療を受ける頻度は、 その人の身体の状態と、 治療計画により変わります。 1.自然妊娠のみを目標とする場合 週1が基本ですが、 身体の弱りが強く短期間での効果を期待するなら、 週2回を3ヶ月程度。 その後週1回となります。 2.タイミ…

ストレス管理

不妊治療を続ける上で、 実は一番大変なのがお金とストレスの問題でしょう。 どのような形で不妊治療をするにしても、 お金は必ず付きまといます。 健康食品や栄養のサプリメントは安くはありません。 病院に通いだすと更にかかりますし、 専門病院ならもっ…

卵の質と数

当院にお越しの患者さんの中でも、 体外受精を受けている人は、 比較的年齢層が高く、 30代後半から40代後半までいらっしゃいます。 どうしても年齢層が上がることで、 採卵数が減ったり、 受精卵のグレードが下がりがちです。 ただ適切に治療を進めると…