漢方薬

今日は漢方薬について。

漢方薬不妊治療では多く用いられますが、
治療家により大きく分けて2種類に分かれるでしょうか。
一つは専門家が処方する場合と、
もう一つは西洋医学の補助的に何となく出される場合。

今回は敢えて、
医師とその他には分けませんでした。
これは治療効果からすれば、
「証」と呼ばれる東洋医学的診断を基にするものと、
それ以外とした方が現実的だからです。

漢方を処方する医師の中には、
四診など知りもしない人も多いようです。
本来漢方薬は、
鍼灸と同様に望・聞・問・切と呼ばれる、
4つの東洋医学的な診断の後処方されます。
これを疎かにして、
効果があるのか?というところなのですが、
実際には不妊の漢方として、
簡単に処方されることがあります。
これらの多くはツムラ漢方薬ですが、
これ自体も効果は?です。
(但し副作用は少な目かもしれません)

また個人的には、
漢方薬が効果を挙げやすいタイプと、
そうではないタイプがあると思います。
分かり難いでしょうが、
絶対的な虚証の場合には効果が出難く、
相対的な虚証や実証には効果が出易いのです。
絶対的な虚証の場合、
漢方薬を長期服用すると弊害が出てきます。
特に女性の場合、
採卵数が減り内膜が薄くなってくるようです。
つまり、
虚実の判別が付かないとか、
体調の判断が出来ないところでは、
漢方薬を貰わないことが重要です。

ちょっとまとめを

1.漢方薬をよく理解したところで貰おう(貰うなら)
2.医師かどうかよりも四診が出来るところを
3.舌や腹は診るところも診ないところもありますが、
  脈は絶対です。
4.ネットの購入はお勧めしません。
5.暫くして効果が無ければ、ちょっと考えよう。
6.要らない薬はなるべく飲まないのは西洋も東洋同じです。