転院

昨日、
妊娠の陽性反応のお知らせをくれた患者さんは、
既に2年ほど通院して頂いている方です。
一口で2年と言っても、
その間には2回ほどの専門病院の転院があり、
大阪南部にお住まいにも関わらず、
大阪市内から京都、神戸へと転院を経験されました。
そんな中、
当院だけには続けてきて頂き、
本当に感謝しております。
どうしても病院を長く続けると消耗しますので、
諦めずに身体作りをして頂いた成果かと思います。
まだ始まったばかりです、
頑張れ!!

さて病院を転院すると、
何が大変でしょうか?
勿論薬の使い方は変りますし、
治療方針が全く変ってしまいますので、
今までの治療の常識自体が全く変ってしまいます。
今まで当たり前だった薬が使われないとか、
チェックがされないとか、
体調把握の基準も全く違います。
卵の質重視の病院だったり、
ホルモン数値重視の病院だったり、
内膜の厚さ重視の病院だったりします。
何ヶ所か転院すると、
それこそ何が正しいのか分からなくなる。
そこである程度共通した、
価値基準というか判断材料があれば、
結果的に妊娠に近付いているか、
遠ざかっているか。
或いは健康に向かっているか、
不健康に向かっているかが分かります。
実はそのために鍼灸治療(東洋医学的な)は、
高度医療単独よりも妊娠率が高くなるのです。
逆に言えば体調を管理することなく、
不妊のツボ」などという怪しいものにだけ鍼灸をしても、
十分な効果は発揮できません。
究極のオーダーメイド治療をしてこそ、
鍼灸治療の真価が発揮されるのです。