夫婦での話し合い

不妊治療を続ける上で、
旦那さんの役割は中々難しいですよね?
まだ、
精子の異常での不妊ならば、
ある程度やることははっきりするのですが、
原因不明の機能性不妊だったり、
女性側に何らかの原因があったりすると、
旦那さんは自分の立ち位置に苦しみます。
「頑張れ、頑張れ。」
とか、
「次はこれをしよう!」
などと、
あまり積極的にやると奥さんにプレッシャーを与えるし、
「君のしたいようにすれば良いよ。」
とか、
「協力はするよ。」
なんて言うと、
どうも他人様のようですし。
男性側からすると、
余分なプレッシャーは与えたくないし、
かと言って無関心とは思われたくない。
また、
女性の生理周期やホルモンの変化、
それによる気分の変化も実感としては分からない。
毎月、
体温が下がったり、
判定を知り落ち込む姿は見ていて分かるけど、
どう声を掛けて良いものか分からない。
女性からしても、
無関心な夫は分かりやすいのですが、
気を遣う優良な夫ほど本当の気持ちが分かり難い。
そこで男性には提案ですが、
ある程度積極的に話し合いませんか?
例えその場で言い返されても、
イライラが収まった頃には感謝されますよ。
但し、
注意点が幾つかあります。

1.転院は女性にとっては勇気がいることを知ろう。
2.ある程度は女性の気分の上下を理解しよう。
3.具体的な治療方法云々だけではなく、治療全体の自分の考えを語り合おう。
4.新たな不妊情報ばかり追わず、奥さんの体調などの基本的な奥さん自身のことを知ろう。

道は険しいかも知れませんが、
一人よりは二人の方が心強いものです。
女性を孤立させないように、
男性は是非積極的に関わって下さい。
女性も同様に、
愚痴ばかりでなく、
治療に対する考えなどもお話しましょう。
愚痴ばかり聞かされても、
男性は何を協力して良いのか分かりません。
そしてその内、
お互いに腹を割って話が出来なくなるか、
喧嘩ばかりになってしまうのです。
二人の子どものための治療ですから、
二人で乗り切って下さい。