凍結胚移植と新鮮胚移植

デンマークでの研究では、
凍結胚移植と新鮮胚移植では、
凍結胚移植の方が、
新生児の体重が大きく、
低体重児や早産のリスクが少なかったということです。
個人的にも、
凍結という行為自体にマイナス面がなければ、
ごく当たり前のことかと思います。
というのは、
凍結胚移植の場合、
採卵から一度以上の月経期間を空けるため、
体力を回復させることが出来るからです。
大量のホルモン剤などで傷付いた母体を、
ゆっくりと時間をかけて回復することが出来れば、
良い状態で妊娠期間に挑むことが出来ます。
言葉の響きでは、
「凍結」と「新鮮」では新鮮の方が良さそうですが、
私の知る限り、
近辺の専門院でも、
体調の回復を目的に凍結胚移植を行う病院が多いようです。
以前は、
凍結をするとグレードが一つ下がると言われていましたが、
このデンマークの研究やヨーロッパの研究では、
マイナスの要因は無いとなったようです。
新鮮胚移植ばかりを繰り返して、
十分に体調が回復する前に移植をしている方は、
凍結胚移植も考慮してみては如何でしょうか?
また回復期には、
鍼灸や栄養療法が効果的です。