昨日の記事の続き

昨日の記事の反響は大きいようですね。

そもそも医療保険は誰のためのものなのか、
保険制度自体の問題なども含め、
これからの議論が必要です。

色々反論はあるかもしれませんが、
医療費だけのことで言うと、
無駄な老人への過剰な投薬を止めるだけで、
今困っている医療弱者が救われる場面は増えてくるはずです。

例えば難病指定などでも、
数が多すぎたり少なすぎる疾患に関しては、
難病指定は決してされず、
明らかに難治であったり高額な医療費がかかるものでも、
議論の場にも上がりません。

又そうした方々は、
社会的にも弱者となっている場合が多く、
終わりのない戦いを日々しています。
しかも勝ち目のない。

不妊治療は厳密には難病などとは違いますが、
女性の社会参加が叫ばれる中、
ある程度高齢出産になるのは仕方がないことです。

政府としては若い内に出産しても、
子育てしながら共働きする社会を目指しているのかもしれませんが、
その狭間で泣き寝入りする人を数多く出してしまうことも考える必要があります。

血圧の降下剤は2008年で年間1兆円以上、
コレステロール降下剤は2600億円です。
今回問題になった不妊治療の補助費は2011年度で170億円。
どう思いますか?