葉書

 先日患者さんから葉書が届きました。

 ここでも話を書いたことがある、
複数回流産を経験された患者さんです。

 葉書には無事出産が終わったこと。
赤ちゃんの名前、
私どもへの感謝の言葉などが書かれていました。

 この方は以前安定期以降に流産されたこともあるため、
当院に通っていた32週過ぎまで、

「何があるか分からないから順調とか言わないで。」

と言っていました。

 あまりにも流産を怖がるあまり、
妊娠後外に出なくなったり、
妊娠を人に悟られないように目立たない格好をしたりと、
ぎりぎりまで強ばった顔で来院されていましたが。

 流石に最後辺りには穏やかな、
本当に良い妊婦の顔になってきましたが、
長い道のりでした。
恐らく患者さん自身はもっと長い道のりだったでしょう。

 諦めようかと言っていたこともありましたが、
十分手応えのある患者さんでしたので、
何とか続けて貰いながら無事結果を出すことが出来ました。

 うーん…良い仕事した!!