タイムリミット

 結構衝撃的な話題ですが、
不妊治療の大きなテーマというか課題というか、
イムリミットをどう考えるかについてです。

 大きく分けてタイムリミットには、

・精神的限界
・肉体的限界
・社会的限界
・経済的限界

などがあるでしょう。

 肉体的限界は最も大きな課題です。
つまり、
いつまで妊娠出産が可能であるかです。
月経がある限り大丈夫なんて思っている人は、
現在はそう多くはないでしょう。

 たとえ月経が定期的にあっても、
卵子を育てる能力や妊娠を維持する能力、
或いは出産に耐えうる能力がなければ不妊治療は成功しません。

 また年齢と共に様々なリスクが高くなることも、
現在不妊治療を受けている方はご存じでしょう。
これらのリスクを減らしながら治療出来る限界ということが、
皆さんが最も知りたいことなはずです。

 それ以外の様々な限界は、
実のところかなり個人差が激しく、
一般的には語れませんので、
今回は省きます。

 さて肉体的な限界ですが、
高度医療を受けていない場合には、
適切な体調を保っていても排卵や月経が起こらない場合。
高度医療を受けている場合でも、
適切な体調管理が出来ているにも関わら
採卵出来ないことが増えている場合は、
限界が近付いていると考えて良いでしょう。

 ただ問題は、
この適切な体調管理が出来ているか否かです。
ホルモン剤のみで月経をコントロールしているとか、
継続して卵巣を刺激し続けるとか、
日々の疲れが全く取れていない場合などは、
体調管理が出来ているとは言えません。

 肉体的な限界を知るためにも、
病院以外の場所で本当の体調管理を出来るよう、
私は日々施術しています。

 年齢ではない本当のタイムリミット。
これを語るにも、
まずは自分自身の体調を知り、
自分の力でコントロールすることが一番重要です。