梅雨の冷え

　この梅雨時はどうしても身体が重く感じます。
湿気が多く蒸し暑いこの時期は、
五臓の中でも脾（ひ）を傷めやすい時期です。

　脾は湿気を厭がり、
水分代謝をコントロールし、
消化器にも作用しますので、
この時期どうしても浮腫（むく）みやすく、
消化不振に陥りやすいのです。

　ではどうするかというと、
まずは汗をしっかりかくことです。
暑いこの時期どうしても冷たいものを摂りがちで、
冷房もボチボチかかっている施設が増えます。

　そのため中と外から冷やされ、
汗が案外かけていません。
しかも家に帰ればシャワーだけ。
しっかりと入浴することもありませんので、
どうしても水の巡りが悪くなります。

　こうして寒くもないのに冷え性になります。
冷え性が女性にとっては大敵なのは言うまでもありません。
冷え対策に汗をかくことを忘れないで下さい。
暑い中歩くのが億劫な方は、
足湯やよもぎ蒸しでしっかり温めましょう。