胚移植

一般的には、
胚移植といってもピンと来ない人が殆どでしょうが、
体外受精を受けている人からすれば、
採卵や受精確認、分割、移植、
着床、陽性反応、胎嚢確認、心拍確認。
どれも非常に気になるキーワードです。
それぞれが一つ一つ高いハードルになって、
治療を受ける人の前に立ち塞がります。
さて胚移植とは、
ある一定分割させた受精卵を、
子宮に戻すのですが、
その後どういった処置や行動を指示するかも、
病院間でかなり違います。
移植後直ぐに帰される病院もありますし、
子宮の傾きから判断した姿勢で、
4〜5時間も寝てから帰される病院もあります。
勿論某病院のように入院しての施術が必要なら、
そのまま泊り込みにもなります。
さて帰宅後ですが、
なるべく「お姫様生活」を指導される所から、
全く意識せず通常の生活を支持されることもあります。
私も患者さんによく聞かれますが、
お姫様生活まではいかないまでも、
人込みを避けてあまり心身にストレスの無い状態で、
と伝えています。
そう、
やはり一番のポイントはストレスです。
ただでさえストレスのかかる不妊治療ですから、
その上に公私でのストレスがかかれば、
恐らく影響はかなりあるでしょう。
これは初期胚移植であれ、
胚盤胞移植であれ同じです。
なるべくストレスの少ない環境で、
普段よりも少し大人しくが一番良いのではないでしょうか。