基礎体温・タイミング

婦人科にも掛からず、
自然な妊娠・出産を目指す方は、
大抵基礎体温表を大事にします。
基礎体温は綺麗に越したことはないのですが、
実際には体温表どおりにはいきませんので、
目安程度にした方が良いですね。
ある程度2層に分かれていれば、
全体の周期日数が長くても問題ありません。
鍼灸などをすると、
最初のうち35日周期になることも多く、
これは排卵までに十分力を蓄えていると考えています。
未熟な卵を排卵するより、
じっくり育てて排卵した方が、
妊娠には近付いていると思って下さい。
排卵以降に訪れる高温期は、
2週間程度はあった方が良いので、
排卵前の低温期が12〜3日から20日程度、
高温期が2週間程度あれば十分です。
排卵の2日前と当日にタイミングをとりますが、
あまりにも厳密に当日のみに拘れば、
タイミングに神経質になりすぎて、
夫婦関係が作業になりがちです。
AIHよりも進んだ治療を受けたり、
タイミング法を意識し過ぎると、
殆ど自然な性交をしなくなるご夫婦が多いですが、
出来れば性交はタイミング以外でも試みて下さい。
その方が精子の質もよくなりますし、
受け入れる側のホルモンバランスも良くなります。
また何よりも夫婦関係がよくなり、
その影響は産後の子どもの成長にも影響があるでしょう。
作業として性交を行い、
同居人としてご夫婦をされるよりは、
子どもにとって見本となる夫婦像になるのではないでしょうか。
案外こうしたものはにじみ出て来るものですから。