男性不妊

個人的にですが、
男性不妊は女性の不妊よりも厄介だと思います。
そう思う原因は幾つかあるのですが、
そもそも男性自身があまり協力的ではないことが多かったり、
仕事上のストレスが原因だったり、
睡眠不足だったり、
生活環境が整え難いことが多かったりするからです。
本来は、
協力的でないのは問題外ですが、
これがかなり多いんです。
元々男性不妊は当事者の自覚自体が少ないですですから、
少々奇形率が高かろうが、
数が少なかろうが、
運動率が悪かろうが、
体調のせいで済まされがちです。
また普段は何事も協力的なご主人が、
精液検査だというだけで拒否反応を示してしまい、
どうしても子どもが欲しいわけではないとか、
不自然なことはしたくないとか、
自分のプライドを守ることに必死になったりします。
そこをクリア出来ても、
次は生活環境の問題があります。
夜勤が多い仕事や、
どうしてもお付き合いで飲酒が多い仕事、
ストレスが多い仕事などでは、
やはり成績が悪くなります。
だからといって転職するわけにもいきませんので、
それ以外の努力できる事を見つける必要があります。
では少し箇条書きにしてみましょう。

1.まずは自分の健康が妊娠に繋がるという自覚を持つ
2.タバコは止めること
3.出来るだけ自宅で食事を摂ること
4.ご夫婦で情報を共有すること。
5.出来ればご夫婦で治療に通うこと(鍼灸も病院も)

これらを意識するだけで、
かなり結果は変わるのではないでしょうか。
鍼灸治療の効果も、
タバコ一つでも大きく変わりますし、
あまり寝ない人は効果が挙がり難いものです。
3の食事は奥さんが栄養を考えていても、
外で不摂生をしていては意味がありません。
4は様々な情報を共有することで、
奥さんの独りよがり感を無くし、
奥さんのストレスも減ります。
当然、
旦那さん自身も自覚が出て参ります。
あまりにもご夫婦で熱の入れ方が違うと、
中々効果が現れにくいものです。
常に全力で治療する奥さん一人よりも、
余裕を持って取り組むご夫婦の方が、
より妊娠への近道を歩いているのです。
5に関しては、
実際にご夫婦で来られる人と、
奥さんだけのところを見ていると、
やはり妊娠率には差があるようです。
病院なども同様です。
難しい点もあるでしょうが、
出来ることは是非お試し下さい。