続・40代の不妊治療

 先日も書きましたが、
40才間近になると、
大抵の人は残された時間に焦り、
治療を急ぎます。
 まぁ間違ってはいませんが、
残された時間は人によって違いますし、
場合によっては過剰な焦りが、
その人の妊娠可能な時間を短くします。
 そりゃ体調も考えずに大量の薬を使っていれば、
閉経が早まるのは当たり前です。
といっても専門家であるはずの医師から、
「早くしないと閉経するよ。」
と言われれば、
内膜が薄くなろうが、
空胞になろうが、
薬を連用してしまうのも頷けます。
 でも、
本当にその医師はあなたの身体を診てますか?
その辺りをよく考えてみましょう。
 ちゃんとした医師は、
タイミングをしっかり診てくれ、
しかるべきタイミングで、
しかるべき量の薬を処方してくれます。
 この辺りのさじ加減が、
名医かどうかを分けたりします。
40代からの不妊治療は、
まず優秀な医師を選ぶところから始まります。
私の知る限りですが、
医師による結果の違いはかなりあります。
 出来れば、
40代以降の体外受精などは、
少数或いは決まった医師が行う病院が良いでしょう。
数多くの医師が入れ替わりで担当する病院は、
高齢での不妊治療には向かないと思います。
まずは体調をしっかり把握し、
時には全く薬を使用しない期間や、
治療法のステップダウンを行う病院が、
高齢での不妊治療には適しています。