体外受精の父・ノーベル賞受賞

 今年のノーベル医学・生理学賞に、
体外受精の開発者、
「ロバート・G・エドワーズ博士」が決まりました。

 体外受精が初めて成功してから、
現在で32年。
最初の体外受精で産まれた子供が、
既に32才になります。

 逆に言うと、
まだ32年しか歴史がないのです。
当然まだまだ開発途上の技術ですし、
日々新しい技術が開発されたり、
模索されたりしています。

 それでも治療の根本は、
「健康的な妊娠のメカニズムに如何に近付くか」
に他なりません。

 シート法にしろ、
胚盤胞移植にしろ、
ギフト法にしろ、
自然により近い環境を作ることが、
妊娠への近道だと思います。

 やたらと投薬の量を増やしたり、
時間との戦いだからと連続して施術したり。
こうしたやり方では、
本当に一か八かになってしまいます。
残念ながら、
こうした強引な方法を取る多くの病院が、
広告費を多く使う有名病院です。

 広告に騙されず正しい治療を受けるには、
患者さんが勉強するしかありません。
ちょとした疑問が、
妊娠への近道になるのです。