肝臓と妊娠力
先日から肝臓の話や蛋白質の話をブログで書いていましたが、
今日不妊関連のHPでこんな記事を見付けました。
「蛋白質の摂取は肝臓のエストロゲン受容体を通して妊娠する力に影響する」
これは正に当院で言い続けてきたことです。
東洋医学というと、
どうも粗食がメインで1汁1菜なんて感じですが、
当院では蛋白の摂取量を多くすることで、
妊娠力がアップするとお話ししてきました。
但しこれには注意が必要で、
蛋白質を多く摂取すると胃腸には負担ですし、
子宮内膜症や子宮筋腫は重くなる傾向もあります。
そのためこれらの疾患をお持ちの方は、
漢方薬との併用が効果的です。
私は常々漢方薬も薬なので、
盲目的に使うのは疑問があると言っていますが、
これは唯一例外的に漢方薬の効果を認めます。
栄養療法を行うと、
身体は元気になりますが、
元気故に強く症状を出すものもありますので、
こうした部分には伝統療法の強みを発揮させます。
そうすることで効果を前面に出しながら、
マイナスを少なくすることが出来ます。