今日は二人目不妊のお話です。

 一人目は出来たのに、
何故か二人目はなかなか授からない。
何故なんだろう?

 一人目が出来たと言うことで、
旦那さんは一人いるから良いじゃないか..。
協力はするけれど治療までは...。
これが実はかなり多いんです。

 実際のところは、
一人目が出来たから二人目が出来るとは限りません。
そもそも一人目が出来たときと、
二人目が出来ないときでは色々と違うんです。

 これは出産や日々育児に追われることで起こる、
母親の消耗もしかり(年齢ではないです)。
男性側の弱りも同様です。

 以前来院されていた患者さんの中には、
最初の子作りから3年ほどで、
旦那さんの精子が無くなっていたこともありました。

 でも旦那さんは、
一人目が出来たことで、
自分には原因がないと思いがちです。
歳を取るのは女性だけだと思っているのか、
二人目不妊はどうしても女性の独りよがりになりがちです。

 先に書いた一人目を出産したことで起こる、
産後の肥立ちの悪さによる消耗。
産後に肥った人などは、
栄養が行き届きすぎだと思いがちですが、
肥るのは栄養が偏っているだけで、
十分に足りてるわけではありません。

 もっと言うと、
必要な栄養に関しては栄養失調とも言えるんです。
必要な栄養が足りないのに、
やたらと食べやすいもの(炭水化物など)を過食する。
そうすると太りはしますが、
栄養は足りていないというアンバランスに陥ります。

 それでは産後の肥立ちが良いとは言えません。

 こうした気付かない不妊の原因は、
病院のホルモン検査だけでは分りません。
やはりこうしたことは、
東洋医学の専門分野ではないかと思います。

 一人目を産む前と産んだ後では、
自分の身体は大きく変わっているという自覚を持ち、
もう一度妊娠出産に耐えうる力を養う為に、
一から身体作りを始めることが出来れば、
二人目不妊は克服出来るはずです。

 勿論旦那さんの協力も必要ですが。