確率

 不妊治療の話になると、
とにかく確率を気にする人が多いようです。
着床率が何%とか妊娠率が何%とか。

 特に体外受精の着床率は誰もが気にするのでしょうが、
これが実は結構いい加減な気がします。
勿論着床率が高いに越したことはないのですが、
私が知るとある病院では、
着床率を上げるためかなり強引な投薬をして、
大量の卵を採る代わりに入院率もかなり高い。

 そりゃ一か八かで大量の薬を使えば、
最後の力を振り絞る人もいるでしょうが、
絞れない人は干からびてしまいます。

 身体の負担を考えれば、
この一か八かの方法は危険極まりない方法です。
この危険を犯す代償が、
高い着床率になっている場合も少なくありません。

 色々な方法を病院独自と謳って行いますが、
結局のところその人の体調次第。
後は確かな技術と見立てだけです。
まぁそんな病院を探すのが一番大変なのですが。
 
 私は個人的に、
阪神間ならこの病院」と言う病院を、
聞かれた患者さんには紹介していたのですが、
同じ病院でも担当医により差があることもあり、
病院の選定は本当に難しい状態です。

 病院ぐるみで駄目な病院は簡単ですが、
病院全てのスタッフが良いというのは難しいですね。
患者さんによっては、
仕事の関係で時間や曜日を選べない人もいますし。

 せめて少しでも少ない回数で成功するように、
私が頑張らないと仕方ないですね。