卵母細胞は新たに作れる?

 非常に面白く、
現代医学の常識を覆す可能性のある研究です。

 不妊治療を受ける女性の中でも、
多くの人を悩ませるのが「卵子の劣化」です。
個人的には、
「必ずしも卵子の劣化は起きない。」
というのが持論ですが、
一般的にはこの理屈は広く認識され、
医師の間でも不妊の原因とされます。
 
 その最も大きな理由が、
卵子の元である卵母細胞は誕生前から存在するが、
その後は産生されないというのが定説でした。
そのため年齢と共に卵子は劣化し、
数がどんどん減っていくとされていました。

 ところが今朝のニュースでは、
「若い大人の女性の卵巣に存在する幹細胞を採取して培養し、
卵子のもとの卵母細胞を生み出すことに成功したと、
ハーバード大のジョナサン・ティリー教授らが、
26日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。」
とあります。

 これが事実なら大変なことです。
続報に期待しましょう。