覚悟
先週、東尾さんの妊娠発表以来、
ニュースも彼女の話題で一杯でしたね。
ニュースの中では、
異例の早さでの妊娠報告についてこうありました。
「自分達はどんな結果も受け容れる覚悟です。」
これは、
現在治療を続けているご夫婦にも必要なことです。
私自身もこうした治療を専門的に行う者として、
家内の妊娠や出産にはかなりの気を遣いましたし、
家内自身はもっと大きなプレッシャーだったでしょう。
専門的に治療している人間の妻が、
妊娠や出産で何かあれば、
患者さん達に何と申し開きすれば良いのか..。
大袈裟でなくそんなプレッシャーだったそうです。
東尾理子さんも、
かなり大々的にブログを立ち上げていますし、
今や不妊治療の伝道師的な存在になりつつあります。
そんな注目度の高い方が、
まだ胎嚢確認もまだな時期に妊娠を発表するのは、
凄くプレッシャーでしょう。
これから数多くの関門を乗り越えて、
無事出産にまで辿り着くのもかなり大変なことですし、
出産後のことも然りです。
そういえば先日妊娠中の患者さんが、
鞄に妊婦マークのキーホルダーを付けていまして、
「遂にたまごクラブを買いました。」
何て言っていましたが、
私が妻に真っ先に買った本は、
「奇形児はなぜ?」
って本でした。
家内には大変不評でしたが、
自分の中ではどんな子でも覚悟を決めるためと、
勿論予防のためでもあったんです。
ただ今思うと....微妙ですよね。