不妊治療助成削減

 先日、
42歳以下のみに不妊治療の補助金を出すことが決まりました。
最大10回の助成回数も6回に短縮され、
公費負担は減ることでしょう。

 医療費削減の施策としては、
今回に限り効率を数値化したものとなりました。
日常何の疑問もなく使用される無駄な薬剤を減らせば、
医療機関の収入を減らすことになりますので、
医療機関の被害を最小限に留めながら、
泣き寝入りしそうな人をねらい打ちする作戦です。

 特にここのところ、
臨床試験データの書き換えなどが次々と明らかになり、
今までのエビデンスの元となっていたデータが嘘だと分かったのですから、
これらの医療費に関しては返還しても良いくらいですが、
絶対にそんなことは起こりません。

 結局のところ、
年齢がいくまで子どもを作らなかったのは自己責任なのだから、
自分でお金を払って行けばいいじゃないかと言う心ない声が、
可視化されたわけです。

 恐らくその傾向はどんどん強くなり、
都合の良いエビデンスが出てくることでしょう。