栄養
今日は栄養についてです。
ひより堂では栄養療法をお勧めしている関係で、
一定のサプリなども摂って頂きますが、
あくまでもメインは普段の食事の摂り方です。
そこでよくいう5大栄養素の摂り方と意味、
それらの注意点をお教えします。
<炭水化物>
炭水化物は分解すると糖になるものです。
糖にも色々種類がありますが、
メインはあくまでブドウ糖。
ブドウ糖は身体で最も重要な脳を栄養するもので、
これがないとその他の栄養は上手く働きません。
つまり最も大事な栄養素です。
ブドウ糖は、
体内に常に安定して存在する必要があります。
そのため急激に血糖値が上がるものや、
余りにも吸収の悪い炭水化物ではいけません。
こうしたことを総合すると、
お米がベストです。
食事にはご飯を食べましょう。
但し身体のためにと、
玄米を使うのは止めましょう。
十穀米なども同様です。
これらは消化が悪いため、
ダイエットには使えますが、
身体作りには向きません。
ご注意下さい。
<蛋白質>
蛋白質は、
体内で分解されアミノ酸となります。
アミノ酸は様々な形に変化して、
身体を作る材料となります。
筋肉や粘膜、骨なども重要です。
アミノ酸をバランスよく含むものは、
動物の肉と卵です。
つまり牛肉や鶏肉、豚肉、魚、
鶏卵などということです。
植物性の蛋白質は、
現実的に必要量を摂るには適しません。
豆腐などは殆どが水ですので、
やはり量的には足りません。
<脂質>
脂質つまり脂肪は、
脂肪酸を摂るために必要です。
脂肪は主にエネルギーとして利用されたり、
コレステロールの材料として利用されます。
コレステロールは、
細胞膜の主原料として使われたり、
性ホルモンの元となります。
また物質輸送の際にも利用され、
体内の運搬船のような役目もしています。
つまりコレステロールが低いと、
体内での物質代謝が上手くいかず、
老廃物や毒物も溜まってしまうのです。
当然性ホルモンの元ですから、
妊娠とは深く関わります。
コレステロールが低めの女性は、
妊娠し難い傾向があるのは、
恐らく間違いないでしょう。
植物性の脂肪は、
一見身体に優しそうですが、
炎症物質の元になったり、
摂り過ぎたりする傾向があるため、
あまりお勧めしません。
動物性脂肪は、
動物性蛋白を摂る際に、
同時に入ってきます。
意識してとる必要はありません。
むしろ、
要らない植物性油を減らす努力をしましょう。
<ビタミン>
ビタミンは体内の調整役です。
ただビタミンが無ければ、
みんな死んでしまうということは、
案外知られていません。
また必要量に足りなければ、
身体の様々な働きは阻害され、
当然不妊の傾向も強まります。
当院での患者さんを診ていると、
サプリメントだけでも卵の質や量が変わることは、
非常によく経験します。
当院では、
足りない分をサプリで補いますが、
どうしてもサプリを摂れない方は、
色の濃いお野菜を十分に摂りましょう。
<ミネラル>
ミネラルは身体を作る元になります。
赤血球の中にあるヘモグロビンの鉄や、
骨の中にあるカルシウムやリン等は有名ですが、
その他にも必要なミネラルは多数あります。
多量になると有害なものや、
食事で十分量補えるものもありますので、
注意が必要です。
これも当院ではサプリで補いますが、
食事で補うなら野菜や貝類で補うことになるでしょう。
<ポイント>
1.お米を食べよう
2.動物性蛋白をしっかり摂ろう
3.油はなるべく摂らないように
4.出来るだけ多くの野菜を食べよう
5.要らないものはなるべく食べないように